保険について(医療保険②)
チャリリンです。
今日はかなり暑いですね。朝からバテバテです。皆さんも体調管理にはお気をつけ下さい。
今回は前回に引き続き医療保険について書かせていただきます。
まずは、前回紹介した高額療養費制度の自己負担限度額(上限額)についてです。
こちらは各個人の収入によって以下の5つに分類されます。
細かいことまでは書きませんので間違いあればご指摘ください。
①標準報酬月額83万円以上
252,600円+(総医療費-842,000円)×1%
②標準報酬月額53万~79万円
167,400円+(総医療費-558,000円)×1%
③標準報酬月額28万~50万円
80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
④標準報酬月額26万円以下
57,600円
⑤市区町村民税の非課税者等
35,400円
おそらくチャリリンを含めた大多数のサラリーマンは、③④に該当するのではないかと思います。
実際の支払いはどのようになるのか③として試算してみたいと思います。分かりやすいように1か月入院した時の費用が100万円だと仮定して計算してみましょう。計算式は以下の通りとなります。
80100+(1000000−267000)×1%=87430
100万円なんてサラリーマンで払える人はなかなかいないと思います。それが、この制度を利用すればなんと87430円。驚きですよね!この位ならなんとかなると言う方多いのではないでしょうか。ここまで分かると自分にはどれくらいの保険が必要なのか見えてくると思います。
極論ですが単純に考えた場合、1か月に約9万円の医療費が貯蓄等で賄えるのであれば医療保険は不要とも考えられます。例えば入院は3か月以内に収まると仮定するのなら30万円。余裕をもって50万円貯蓄しておけばいいという考え方もできると思います。(ただし、高額療養費制度は健康保険で支払われるものが対象なので、例えば個室使用時の差額ベッド代等支払われないものもあるので注意が必要です。)
チャリリンの場合は保険で全て賄いたいと考えていますので入院時1日5000円支払われる保険に加入しています。1か月入院したら15万円支払われますので、おつりが来る感じですね。1か月の支払いの目安が分かればご自身の貯蓄や収入に合わせて、どの程度の保険が必要なのか考えられると思います。ただ、例えば先程のケースで制度を利用し支払い限度額が9万円程度なのに入院1日につき2万も支払われるような保険は不要だと思います。それだけ支払われると言うことは、月々の保険料もそれだけ高いと言うことです。確かに保険を利用するときの支払いは大きいですが、保険はあくまで何かあったときの備えです。基本は何もないことが前提だと思います。高額な保険料を毎月払うのであれば、限度額と同程度(1日3000円から5000円程度)の保険料が支払われる保険に加入し、残った分を貯蓄しておく方が無駄がないと思います。この機会に皆さん一度医療保険を見直してみてはいかがでしょうか。
ちょっと長くなってしまったので今日はここまでにしたいと思います。
次回は、ちょっとだけ触れた高額療養費制度の注意点等、もう少しだけ医療保険について書きたいと思います。
本日もありがとうございました。